心をひらく「ほめグセ」の魔法(ぞうごの会50)
心をひらく「ほめグセ」の魔法
経済界新書
2012年8月7日
西村貴好
この本とは、和僑会主催のオープンフォーラムで出会いました。セミナー「ほめ達」に出席したおりです。(そもそも著者とお会いすることができました!)
セミナーは為になり、「ほめ達」の威力も知り、もっと知りたいと本を購入し、常に携帯しページをめくらなかったので、今回の読書会で是非取り扱いたいと持参したのです。チョット情けないですね。
表紙の裏には、ポストイットが貼られています。
- 脳の特性
- 褒め方としかり方のバランス
- 夢を示す
- 気付いてなかったと感動
- ダメ出し
本に帯 に書いてある「ほめ達」。参加したセミナーの「ほめ達」。「ほめ達」。人を褒める達人のことを言うのですが、それはどういう人なのでしょう。しかし、この本は、その「ほめ達」に成る為のガイドブックなのです。
本紹介の発表の際、以下の様な内容を話しました。
ほめ達になることは、自分を中心に良い循環を生み出すことと同じです。指摘することは容易く出来ますが、褒めるには心を大きく持つことが必要です。脳みそは怠け者だそうです。直ぐにラベル付けし指摘したがる脳みそがいます。褒めることを癖にするとは、そんな脳みそを説き伏せることになるのです。褒めるネタ探しのメモを取るとか、まずスゴイと言ってみるとか、まずはそんなことからでいいそうです。
実は、ポストイットに書かれた内容には、チョットしかかすっていません。
でも、それでいいんです。
一冊の本から、気付きが得られ、それを実行出来れば十分では無いでしょうか。この本からは、脳の機能を教えて頂きました。脳は怠け者。それから、脳は人称を特定出来ないと言う事。ご存知でしたか?私はこの本で初めて知りました。或る意味ではショックでした。他人を指摘し、例えばダメだと評価すると、脳は「ダメ」と言う言葉を他人だけでなく自分にも適用してしまうということだそうです。人に悪い評価を与える人は、自分にも同じ様に悪い評価の殻を作ってしまうことになります。
これを知って、だいぶ言動に注意する様になりました。
読書会には、 他人が出席しています。しかし、同じ本を読んだとしても、同じ様に読み、同じ所に興味を持ち、感想も同じなんて事はまずありません。現にポストイットに書かれた5つの言葉の下半分は、もう一方のものです。私の本の紹介では、殆ど触れる事が出来ませんでした。後から思うと、目には入っていたけれど、見つける事が出来なかったような気がしています。
他の方に書いてもらった言葉に回答を用意出来る様する。
これを次回の読書会の課題にしましょう。