ぞうごの会

ステップアップを目指す勉強会・懇親会@上海

#57 「300年後の世界より」

出席者:7名

テーマ:「2014年の計画を立てる」

 

「300年後の世界より」

(発表資料:https://speakerdeck.com/zaowu/number-57-300nian-hou-falseshi-jie-yori

#57 「300年後の世界より」

 

 

 お知らせの時に300年後の計画を立てると書きましたので、色々と反響がありました。そもそも本人が生きているはずもないですし、漠然としすぎているという意見はもっともだと思います。それでも世の中には、そんな先のことまで考えている方々がいます。たとえば、ソフトバンクの孫正義社長、コマツの坂根正弘元取締役。両方の記事のURLを残しておきますので、参考にして頂ければと思います。

 

 

 話しは少しだけ飛んで香港返還の話しになります。イギリスがアヘン戦争で勝利し香港を割譲した時に、中国側と交渉がありました。その際に中国側は、譲渡ではなく99年の租借と主張し合議されました。その結果として、1997年の香港返還が叶ったと言えます。中国人の先見観を説明するために使われる例として有名な逸話ですが、先見間と言うのは誰が持っていても役立ちそうです。先に挙げた両名もそうですが、会社の経営者ともなれば必須の技能、或は感覚とも言えるのではないでしょうか。

 

 

 漠然と300年後と言われても確かにピンと来るはずもありません。では、300年前のことを考えてみてはいかがでしょうか。17世紀のことです。東アジアでは、明朝(中国)、李氏朝鮮(韓国)、江戸時代(日本)のまっただ中で、最長で前後数百年を謳歌した時代でした。地球の裏側、西洋を見てみると3大革命が市民革命、農業革命、産業革命が起きていました。アメリカが独立したのもこの時代です。この時代は、蒸気機関や電気、電話などの現代の技術の種も生み出しました。その後、世界はアジアからヨーロッパへのパワーシフトを経験します。300年前に、その種はあったと言っていいでしょう。

 

 

 では、今はこの時代は何が起こっているのでしょうか。情報革命が起こったとされています。中国やインドなどのアジアの時代とも呼ばれるようになりました。ジャスミン革命を代表とする様なイスラム圏での民主化運動が起きています。テクノロジーはどうでしょうか。個人がコンピュータとインターネットに繋がっています。IPS細胞の発見がありました。宇宙旅行も目前まで来ています。2026年の火星移民、2050年には宇宙エレベーターと言う計画もあるようです。これらは300年後の種と言えるでしょう。

 

 

 300年後は、あなたにとってどのような世界であって欲しいでしょうか。

 

 どんなに小さくても良いと思います。

 

 自分なりの理想、それを「種」にして毎日の励みにしてみては如何でしょうか?

  

 ここまでが勉強会のお題です。

 

 

 

 ですが!

 

 当日は色々と話しが飛びながら、纏めると自己紹介と中国人事問題についての相談、300年後を踏まえたオープンディスカッションの3つのトピックで盛り上がりました。体よく言えば「雑談」です(笑。

 

 出席者は7名でした。初めての方や久しぶりの方が多かったと思います。各人所属の業界もIT系、コンサル系、貿易系、そしていつもの製造業と大分幅がありました。自己紹介のおりに色々と質問をしていると、やはり皆さん中国ビジネスを戦う歴戦の勇士ですから、まったく話しが尽きません。いつもとは少々様相は違いましたが、楽しい時間を過ごせたので良しとしましょう^^

 

 

 ではまた!