起業を考える(ぞうごの会37)
『起業を考える』が12月25日のお題です。
これに飛びついてくれたのが、久能さん。自分の半生と合わせて語ってくれました。もう一名は、僭越ながら私です。12月に独立を決め、その際に作った起業についてのアウトラインを話させて頂きました。
「半生と起業」 ・・・ 久能
「起業についてのマインドマップ」 ・・・ 佐藤
出席者:6名
では、ダイジェストです ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
どうして、今更ながら『起業を考える』なのでしょう?本屋へ行けば、2種類の本がならびます。一つが、何があっても会社に齧り付くことを薦める本。もう一つが、不安定な会社にいるよりも起業を薦める本。いずれにも間違なく、当っていると言えます。いずれを選ぶかは、読む人自身、そして環境、会社、家族、その他諸々の理由で、何れに舵を切るかが決まって来ます。非常に悩む問いです。では、なぜ今回のテーマは起業か?まずは、
「自分の半生と起業」 ・・・ 久能
大学の専攻が中国語。今では選択肢の一つと言えますが、久能さんが入学する時は?だったそうです。先見があるかないかは分からないままの選択。大学時代は、アルバイトに明け暮れ、逆に世の中を知ったそうです。メルマガ発行で多くない収益と、仲間と企画した自費出版本の販売の苦戦から、営業が必要だと気付かされたと言います。
「敢えてやる!」がポリシーと久能さん。
敢えて選んだ中国語、社会人になるときは、超が付くほどの体育会系営業会社に入社。何件回ってなんぼ、受注が何件の確立の世界。全てコンピュータとデータで管理される営業。当時の業界慣習からは非常識な営業手法。そのパワハラ上等の環境下で、その理屈が腹に落ちたのか、上司にも気に入られ出世街道を歩み始めます。
そんな頃に頭に浮かんだのが、生きて行く道。
私もそうですが、バブル崩壊後の世代は、常に先々に不安に思い歩いています。選択肢としては「スーパーサラリーマン」、或は「自ら稼げる何者か」しか有りません。ここは、本当に同感でした。(とは言え、私と比べると、久能さんの方が、圧倒的に判断が早く、行動力があるのですが^ ^; )
現在は、上海でネット販売のビジネスを運営している久能さん。起業までには、七転八倒、起業してからも七転八倒だったそうです。具体的なお話も聞けましたが、非常に長くなるので、ココでははしょらせて頂きます。ただ、久能さんが、やられていたことを挙げると、よい中国人パートナーを見つけること。それから、本を読み実践することがありました。
以下、久能さんオススメの書籍です^ ^
『危険!!!ビジネスの一番危ない数字は一』 ダン・ケネディー著
『60分間企業ダントツ化プロジェクト』 神田昌典著
『ハイパワーマーケティング』 ジェイ・エイブラハム著
さて次は、
「起業についてのマインドマップ」 ・・・ 佐藤
私の場合は、今年の12月に独立を選びました。就職当時から、その頭はあったと思いますが、大きく影響を貰ったのは就職した会社です。その会社から中国に出向したのですが、そこで見たものは以下の状況でした。(独立でに12年かかってます^^; )
・ 中国に来る ⇒ 会社のメインストリームではない。
日本に戻る席がない。
・ 50歳以上 ⇒ 会社から外される現実。
中国工場には、他社の早期退職者(50歳以上)が多くいた。
そりが合わないと即クビ。
・ 日本主体 ⇒ 中国人材に栄転の可能性は低い。
現地採用化の促進。
この他にも中国・台湾・韓国系に台頭で、日系中小企業の経営難が増えていたということもあります。実際に私の努めていた会社も、今はありません。
独立理由は単純に「自分の食いぶちは自分で稼がねば」の精神です。
決めるまでには、時間がかかりましたが、それはそれで良いとも思っています。マインドマップには、そんな理由が列挙されました。例えば、日系企業で仕事の仕方、態度を叩き込まれた事(良く干されました)。昔の日本人に感謝の気持ちを感じる事が出来た事(海外にいると頻繁に思います)。経営者を含む色々な方々に巡り会い勉強出来た事。本やセミナーに出る時間があった事(久能さんと同じ本を結構読んでました)。
さて、ダイジェストは以上です。
面白かったのは、久能さんにしても私にしても、同じ様な考え方の経路を歩んでいた事でしょうか。何が正しいはないと思いますが、傾向はあるのではとも思うようになりました。色々な傾斜の起業談話をお聞きしたいですね。
そんな機会も作って行ければと思います。
では、今後とも宜しくお願い致します。