泣く子もほめる!「ほめ達」の魔法
【書】泣く子もほめる!「ほめ達」の魔法
【著】西村貴好
【年】2013年3月9日
【版】経済界新書
一番嬉しいことは、「自分の今ある状態を認められること」だと言うことを、改めて思い直すことが出来る一冊でした。
此方の本は、「心をひらくほめグセの魔法」対になっている本です。このちらの緑の表紙は、前回読ませて頂いたオレンジの本より、実例が豊富に出ており「ほめ達」効果をより実感出来るないようだと感じました。
この2冊を読んでから、「ほめ達」を実践しています。まずは何より“ありがとう”を増やしました。食事会を慰労会と言う意味を込めて、毎月の定例としました。その定例会では、誕生日月の従業員に誕生日ケーキを購入することにしました。
これまでに幾つかの効果が社内に現れています。社員から“ありがとう”の言葉が出てきました。最初は中国語で谢谢、次に日本語でありがとうを覚えて発言してくれました。会社全体が明るくなって来ています。問題が発生した時に、これまでは「没办法!」+「満面の笑顔」でしたが、他に何か方法があると復唱でこぼれました。
心配事としては、賃上げ交渉に発展することでしょうか。これは、ぞうごの会でシェアした時も実例として出てきました。きちんと褒めてた人材が、賃上げ交渉の末に辞めるしまったこと。睨みを効かさないと緊張感がなくなり、品質面等で色々な問題が出てしまうこと等です。
サラリーマン時代の経験で、人は辞めるもの、首にするものを常に頭に置いて来ました。「ほめ達」とは、相反するのかもしれません。この点は、機会があれば著者の西村さんに聞いて見たいと考えています。
空いた穴は自分で埋める。その覚悟が無ければ中国では仕事が出来ないとも切実に感じています。もう少し具体的に言うと、自分で作業に入ると言うことでしょうか。実際に部下に辞められて、引継ぎ担当が育つまで自分で作業したこともありました。そのことが、業務の詳細や前担当がやっていた時に出来てしまった問題点の解消になったりと良い部分もありました。
ですから「ほめ達」、実際に形にして行くのは非常に難しいでしょう。
それでも、
従業員にどれだけ感謝出来て、どれだけ褒められるかが、自信の仕事とも考えられるようになってきました。
社内が明るいのは良いことですよ!