ぞうごの会

ステップアップを目指す勉強会・懇親会@上海

第25回ぞうごの会ダイジェスト 前前編

更新が大分遅くなってしまいました。大変申し訳ないです。

さて、出席者数は、
勉強会:7名
懇親会:9名


勉強会で2名新人あり、懇親会のみの新人2名ありで好評だっのではと思います。勉強会は二つのトピックについてトークしました。
トピック1:書籍「これから、中国とどう付き合うか。」 ・・・佐藤
トピック2:製造業にとっての5カ年計画 ・・・柴田


今回のトピックを見てみると、二つの異なる視点から、中国との将来についてディスカッションしたことが見て取れますね。

一つ目のトピック:書籍「これから、中国とどう付き合うか。」は、その著者が現役外交官である事から、その視点も少し異なっています。日々ニュースなどで見る報道では、都度〃〃の事件や事柄をピックアップしてしまいます。どうしても、中国を見る視点が小さくなってしまうのが現実としてあります。


中国に住んでいても、視野が狭くなるのは同じなのでしょう。どうしても、生活する視点になってしまいます。
大局的ではないと言う事ですね。


この本を読んでみると改めて分かるのですが、中国と日本は、紆余曲折はあったけれど、少しづつ近づこうとしています。本記載された、日中年表や共同宣言等を見て行けば、それがはっきりと分かります。あやふやだったところが明白になります。それから、日中外交のちょっとした裏話が読めるところも楽しいですね。(あくまでもちょっとだけですが)


さて、ぞうごのディスカッションのポイントがどこにあったかと言うと、勉強不足の日本人というところでしょうか?


海外に出ていると、どうしても日本人という自分を意識しなくてはならなくなります。日中関係になると、戦争の話が出てくる事もあります。例えば、靖国神社。もし、中国人スタッフに「靖国神社は何だ?」と聞かれたらどう答えますか?

難しいでよね。

その辺り、予め勉強しておく必要が有ります。ただ、日本ではあまり勉強やディスカッションの対象にならないのが、そのころの歴史(近代)。受験科目になりにくい日本史で、かつ出題範囲も狭い。ぞうごの会出席者さんの高校では、わら半紙1ページ分の資料を覚えておけで終わってしまったとか、、、。


反省してるのか!?と直接言われる事は少ないのですが、やはり認識はしっかりしておくことの必要性は否めません。
今回のぞうごの会では、正直を言えば日本国内でしっかりとした総括と教育がされていないよねというのが、全体としての意見だったと思います。


特に日本人の進出勢いを増している中、もう一度振り返る必要があるのではと言う気がしました。特にビジネスで成功するには、謙虚さがとても大切です。例えば、某観光の大手電機メーカーは、海外進出をするさいに自社員を韓国人のいない環境に送り込むそうです。その社員は、当然会社のサポートもあるでしょうが、その国の人や市場を勉強して行きます。その調査終了後に、派遣された社員がマーケティング責任者となって市場開拓を始めます。

ビジネスは、ビジネスですが、謙虚さがなければ出来ないことではないでしょうか。

日々勉強ですね。



さて、トピック2つめは、「製造業と5カ年計画について。」

2012年中国のトップが変わります。先に出ている5カ年計画にのっとって国づくりをして行きます。製造業には、どんな影響があるのでしょうか。

今回は、すこし長いため2回に分けて配信させて頂きます。
次回は、トピック2と出席者の声を載せさせて頂く予定です。