自分の小さな「箱」から脱出する方法
【書】自分の小さな「箱」から脱出する方法
【著】アービンジャー・インスティチュート
【年】2006年11月5日
【版】大和書房
この本は、社内の人間関係を真剣に考えている会社での取り組みを例として書かれています。ボトルネックを題材にした「ゴール」と同じ語り口調で書かれているためスラスラ読めてしまうのが嬉しかったです。筋書きは、新入幹部とのインタビューになります。
自分を取り巻く人間関係、それも状況をより悪化させる因果関係をとても明瞭に簡潔に説明してくれ、そこから抜け出す為の方法まで提示してくれています。
ストーリー形式で読みやすいこともありますが、大切な箇所は都度つど、イラストや太字の囲みリストになっているため、読み直しや、Pointを押さえたい時にも役立つかとおもいます。復読したい一冊となりました。
自分自身の経験ですが、13年の社会人経験を通して人間関係で困ったことはかなり有った方だと思います。上司との確執や部下とのトラブルがなかったことはありません。中国ではと強調したい箇所もありますが、それも「箱」の中に入っていると捉えて、精進して行きたいと感じました。
泣く子もほめる!「ほめ達」の魔法
【書】泣く子もほめる!「ほめ達」の魔法
【著】西村貴好
【年】2013年3月9日
【版】経済界新書
一番嬉しいことは、「自分の今ある状態を認められること」だと言うことを、改めて思い直すことが出来る一冊でした。
此方の本は、「心をひらくほめグセの魔法」対になっている本です。このちらの緑の表紙は、前回読ませて頂いたオレンジの本より、実例が豊富に出ており「ほめ達」効果をより実感出来るないようだと感じました。
この2冊を読んでから、「ほめ達」を実践しています。まずは何より“ありがとう”を増やしました。食事会を慰労会と言う意味を込めて、毎月の定例としました。その定例会では、誕生日月の従業員に誕生日ケーキを購入することにしました。
これまでに幾つかの効果が社内に現れています。社員から“ありがとう”の言葉が出てきました。最初は中国語で谢谢、次に日本語でありがとうを覚えて発言してくれました。会社全体が明るくなって来ています。問題が発生した時に、これまでは「没办法!」+「満面の笑顔」でしたが、他に何か方法があると復唱でこぼれました。
心配事としては、賃上げ交渉に発展することでしょうか。これは、ぞうごの会でシェアした時も実例として出てきました。きちんと褒めてた人材が、賃上げ交渉の末に辞めるしまったこと。睨みを効かさないと緊張感がなくなり、品質面等で色々な問題が出てしまうこと等です。
サラリーマン時代の経験で、人は辞めるもの、首にするものを常に頭に置いて来ました。「ほめ達」とは、相反するのかもしれません。この点は、機会があれば著者の西村さんに聞いて見たいと考えています。
空いた穴は自分で埋める。その覚悟が無ければ中国では仕事が出来ないとも切実に感じています。もう少し具体的に言うと、自分で作業に入ると言うことでしょうか。実際に部下に辞められて、引継ぎ担当が育つまで自分で作業したこともありました。そのことが、業務の詳細や前担当がやっていた時に出来てしまった問題点の解消になったりと良い部分もありました。
ですから「ほめ達」、実際に形にして行くのは非常に難しいでしょう。
それでも、
従業員にどれだけ感謝出来て、どれだけ褒められるかが、自信の仕事とも考えられるようになってきました。
社内が明るいのは良いことですよ!
読書会 #52
二時間程で、一冊の本を読みマインドマップに纏めました。タイトルは、「泣く子も褒める ほめ達の魔法」です。薄い本で、とても読みやすく、即行動に起こせそうな切っ掛けを貰うことができました。レビューは、追ってアップする予定です。
ところで、
一冊の本を読のは、結構骨が折れませんか?数時間は集中を余儀なくされます。それだけでも、本を開くのが億劫になってしまいます。その上、読んだからと言って、直ぐに身に成るものでもありません。
でも、
全く本を読まず、勉強もせず、これからの大変な時代を生き抜くのも難しい様に思います。特に海外におりますと良い情報に接触する機会も減ります。上司や先輩、同僚等の人から学べることも少ないのではないでしょうか。
実際、私も中国に来たばかりの頃は、一人で色々なカベにぶつかりました。後から読んだ本に解決策が書いてあったりして、どうしてもっと勉強しなかったのかと思ったものです。ただ正直なところ、本に真剣に取り組むのは、気が滅入るところもあります。
解決策としては、気軽に適当にに本を読む!
「本って全部読まなくていいんです。」コレだけで、本を読むことが気軽になりませんか?
でも、好きな所だけ読めばいいと思えばどうでしょうか?パラパラとめくってみて、目に留まった場所だけを読んで見ます。これなら一冊読むのも気軽じゃあないですか。買ったは良いけど、「積ん読」になっている本は、全てコレで「既読」にしてしまいましょう^ ^ もし、何も目に留まらなければ、それはそれで「今その本を読む価値」は無かったと言うことにして、その本も既読としてしまうのです。これで気持ちもスッキリです。
パラパラ読書は、とても気分がいいのです。パラパラめくって、読みたくなければ「既読」読みたいと思えば、なんとなく読んでしまっている。言って見れば、読書においての助走みたいなものでしょうか。例えばマラソンをする時、いきなり走ったら心臓が破裂してしまうでしょう?あるいは、準備体操と言ってもいいかもしれませんね。
もう一つ利点があります。パラパラとは言え、目に映ったものは何となく頭に入っているものです。有るとき、ふと思い出すことができます。そうなってから読み始めると、本を読んだ時の吸収度が格段に上がります。何しろ興味を持っているわけですから。ちょっと例えは違うかもしれませんが、CM等で聞き慣れた音楽は、お気に入りになる率が格段に上がると言われます。知っていると言うのは、脳みそが情報として受け入れやすく、好きと勘違いするのだそうです。読書にも同じことが言えるのでしょうか。
その時に気になった箇所だけ読む。
気になった場所が無ければ読まない。
いつでも気軽に本を開ける様になれば、何回も同じ本を楽しむことが出来ますね^^
ぞうごの会51 「全脳思考」で3ヶ月計画
夏真っ盛りです。連日41度を超える酷暑が続いています。今回も古北のスターバックスからお送りします。「全脳思考」で3ヶ月計画を立てました。
- 勉強会:4名
- 懇親会:3名 (@Colabo)
*全脳思考は、ストーリーと
イメージによる実行計画作
成ツールです。
参考:http://www.zaowu.biz/セミナー紹介/神田昌典-石ケ森久恵-全脳思考/
参加者は4名、その中で未経験の方が1名。最初は取っ付きにくい全脳思考なのですが、新しい方は結構楽しんでおられるようでした。書き方やなんかは、色々コツがあるのですが、使いながら慣れて貰えればと思います。書けば書く程に味を出すのが全脳思考です^^
行動計画やToDoリストは、頭の中にボンヤリとあるか、メモや走り書きで乱雑に揃っています。それらは、日々の仕事に忙殺される中で、思う様に進まないものです。計画ばかり、方針ばかり気にしていても業務に滞りが出てしまいます。机上の空論と言ったところでしょう。会社を発展させるには、毎日の業務が発展に繋がっていることが大切です。どのように両立させるのか?
全脳思考は、骨太の計画と言うかキーアクションを教えてくれることで、その解消を手助けしてくれます。私の場合、今回は3つのキーワードが出てきました。
- 計画の周知徹底
- 下準備
- 公開
私は先3ヶ月程の、この3つの単語を頭に入れながら行動を取る事にします。全脳思考で出て来るキーワードは、3つとは限りません。少ないかもしないし、多いかもしれません。頭の中に明確な言葉が有るだけで、不思議と行動が生まれてきます。
この3つの時期も出てきました。上から順番に8月、9月、10月になります。下記電力調整や、国慶節等の時期のイベントも織り込み済みです。白い紙一枚から、大枠の計画を、細かなスケジュールと一緒に作り出せるのが醍醐味です。
毎月一回、全脳思考の会を行なうのも良いかもしれませんね。
では、また。
心をひらく「ほめグセ」の魔法(ぞうごの会50)
心をひらく「ほめグセ」の魔法
経済界新書
2012年8月7日
西村貴好
この本とは、和僑会主催のオープンフォーラムで出会いました。セミナー「ほめ達」に出席したおりです。(そもそも著者とお会いすることができました!)
セミナーは為になり、「ほめ達」の威力も知り、もっと知りたいと本を購入し、常に携帯しページをめくらなかったので、今回の読書会で是非取り扱いたいと持参したのです。チョット情けないですね。
表紙の裏には、ポストイットが貼られています。
- 脳の特性
- 褒め方としかり方のバランス
- 夢を示す
- 気付いてなかったと感動
- ダメ出し
本に帯 に書いてある「ほめ達」。参加したセミナーの「ほめ達」。「ほめ達」。人を褒める達人のことを言うのですが、それはどういう人なのでしょう。しかし、この本は、その「ほめ達」に成る為のガイドブックなのです。
本紹介の発表の際、以下の様な内容を話しました。
ほめ達になることは、自分を中心に良い循環を生み出すことと同じです。指摘することは容易く出来ますが、褒めるには心を大きく持つことが必要です。脳みそは怠け者だそうです。直ぐにラベル付けし指摘したがる脳みそがいます。褒めることを癖にするとは、そんな脳みそを説き伏せることになるのです。褒めるネタ探しのメモを取るとか、まずスゴイと言ってみるとか、まずはそんなことからでいいそうです。
実は、ポストイットに書かれた内容には、チョットしかかすっていません。
でも、それでいいんです。
一冊の本から、気付きが得られ、それを実行出来れば十分では無いでしょうか。この本からは、脳の機能を教えて頂きました。脳は怠け者。それから、脳は人称を特定出来ないと言う事。ご存知でしたか?私はこの本で初めて知りました。或る意味ではショックでした。他人を指摘し、例えばダメだと評価すると、脳は「ダメ」と言う言葉を他人だけでなく自分にも適用してしまうということだそうです。人に悪い評価を与える人は、自分にも同じ様に悪い評価の殻を作ってしまうことになります。
これを知って、だいぶ言動に注意する様になりました。
読書会には、 他人が出席しています。しかし、同じ本を読んだとしても、同じ様に読み、同じ所に興味を持ち、感想も同じなんて事はまずありません。現にポストイットに書かれた5つの言葉の下半分は、もう一方のものです。私の本の紹介では、殆ど触れる事が出来ませんでした。後から思うと、目には入っていたけれど、見つける事が出来なかったような気がしています。
他の方に書いてもらった言葉に回答を用意出来る様する。
これを次回の読書会の課題にしましょう。
ぞうごの会50 読書会
50回目です。
夏休みの時期とあって2人だけが出席です。スタバの窓際の席に座り、明るい場所での読書会。こういうのも悪くないですね。
本を読むのが読書会です。しかし、皆さんは普段から読まれますか?ぞうごのメンバーの中には、毎日一冊は読まないと眠れない、本を読み疲れたので軽い小説を読んで一休みする、と言う本の虫がいます。それを聞いたときは、表では平成を保ちつつも、内心圧倒されてしまいました。そんな私の場合は、読む時は月3冊程度、読まない時は3ヶ月間以上いっさい本を開きません。机の上に積んどかれたり鞄の中に入ったりしている本は、まるで無かったもののように扱われてしまいます。皆さんの読書は、如何なものでしょうか?
さて、読書会には、色々な目的があります。
例えば、
- 定期的に本を読む。
- 買ったはいいけどツンドクになっている本の表紙を開く。
- 他の人の視点(好みと違う本)と出会う。
- 他の人と考えをシェアする。
- 要約と説明のスキルをブラッシュアップする。
最初に読書会という単語を聞いた時の印象は、1と2と言ったところでしょうか。この二つだけだと、敢えて読書会を主催しようと思える動機は薄いのです。メルマガ等で、日本では読書会が熱いと読んでも、手を出さなかった理由です。先日の「全脳思考イントロダクション」セミナーで、講師の久木田さんが読書会を平行開催してくれました。その際に、3、4、5の面白さに取り付かれました。
その読書会は、どのように進むのでしょうか。まずは、進め方をご説明したいと思います。
読書会の進め方
①3分で持参した本を読みます。
②本について気になった言葉や質問をポストイットに書き本の表紙に貼り
ます。これは、①の本を読んでいる際に同時進行で行ないます。
③右隣の人に自分の本を渡し、左の本から新しい本を受け取ります。
④ステップ①~③を参加者分繰り返します。
5人出席之場合、5人×3分ですから15分ですね。
⑤自分の手元に戻ってきた持参した本を読みます(15分)。
その本には、出席者が貼ったポストイットが沢山貼られているはずで
す。全て持参した本について気になった箇所や質問になります。それら
に回答出来るよう本を読んでいきます。
③一人3分間で、本の紹介を出席者に向かって発表します。
質問の内容に答えるようにするのがPointです。
かなりスットバシタ感じだと思いませんか?読書会とは言いますが、「本を読む」少し違う印象を受けました。短い時間で概要を把握して自分のものにすることを目的としています。久木田さんが言っておられたのですが、この方法は神田昌典さんが展開するリーディングフォーアクションというモノだそうです。
「Reading for Action」直訳すると「行動する為の読書」です。英単語 Reading には、読書の他にも幾つか意味があります。読むこと、読む方法、読書力、読解力です。単純に「読書」とするよりも目的が明確になります。
この読書会の特徴は、何と言っても最後の3分間の発表です。ステップ②に対しての質問に答えられない、時間が足りない、そもその何を説明したか分からない、等と色々なカベにぶつかります。短く纏のは、本当に難しい技術ですね。
これは訓練が必要です^ ^
今後も月一回は読書会を開いていきたいと思います。次回は、8月24日(土)。興味がわいたら出席して下さい。お待ちしています^ ^
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今回の読書会では本は2冊。(出席者2人なので当たり前ですね。)
書名:こころを開く「ほめグセ」の魔法
出版:経済界新書
発行:2012年8月7日
著者:西村貴好
書名:"自分の小さな「箱」から脱出する方法"
出版:大和書房
発行:2006年10月9日
著者:アービンジャー インスティチュート
読書会ブックレビューは、別途更新致します。
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3分で一冊。
え?
読書会ステップ①の部分です。やらなくては行けないのは、次の2点。
- 気になる点を探すこと。
- 本に対する質問を見つけること。
久木田さんの読書会では、出席者全員が奇声を上げて驚いていました。3分で一冊ですから。でも、チョットしたコツで3分が十分な時間に変わります。
- 表紙、背表紙、帯などから本の要点をつかみます。この本は〇〇の本だぐらいの言い切りで構いません。
- 次に著者履歴、出版社、日付等を確認し、その本の位置づけを知ります。例えば経済に強い出版社で、大学教授(権威)が3年前(少し前の流行した経済状況や思想)執筆した。もしくは、主婦向けの雑誌を出版している会社から、往年の大女優(緩やかな権威)が、先月(今年の流行)執筆した。
- 本をパラパラパラパラと前から後ろに後ろから前に素早くめくります。この時読んだ気になりましょう。不思議と内容が頭に入りやすくなります。
- 目次を見て、ざっくりと本の構成を学びます。内容がどういう風に進んで行くのかが分かれば十分です。
- 最後に本文です。章題、太字など協調された文章や単語、挿絵やグラフなど目に入る箇所を中心に見飛ばしていきます。
上記の方法を使うと3分程度で本の要約が大体分かります(?)。もし熟読するにしても、一旦この方法を使っておくと、読書後に頭に残る内容が濃くなったります。もし宜しければ試して見てください^ ^
「中国でデータ暗号化をする際の規定」 ぞうごの会49
テーマ1:「中国でデータ暗号化をする際の規定」
講師: 雪岡さん
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ぞうごの会49のダイジェストになります。
ご入用の方には、当日の資料をご提供させて頂きます。
メールにてご連絡下さい。
連絡先:mmbs@zaowu.biz
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雪岡さんは、ネットマークスというネットワーク構築を請け負う会社の上海支店に勤めています。
ネットマークスは、アジアを中心に7カ国(中国、インドネシア、フィリピン、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナム)に展開しており、アジア展開を考えておられる会社には打って付けのサービスを提供しますとのこと!
さて、とは言え自分は製造業出身。ネットワークのことにはトンと疎いのです。雪岡さんのお話は初耳の事だらけでした。(ちょっと頭が痛かったかな- -)そのネットワークの中でも「データ暗号化」を中心に纏めて頂きました。
中国では、「データの暗号化」が目的のソフトや機器の導入には、「申請」が必要なんだそうです。国に寄っては、暗号化そのものがNGというところもあるようなので、少しは隙間があるということでしょうか。
社内を結ぶ通信は暗号化されたデータを使うのが多いようです。日本と中国間
の通信接続やシステム統合をする際には、その暗号化が必要になります。すると
申請無しには、通信接続やシステム導入が出来ないと言う訳です。ただ、その申
請が非常に煩雑で難しく、最近は特に申請方法などについて問合せが多くなって
いるのだそうです。
暗号化に関する規定にはいくつかあり、違反した場合は?
>>> 使用機器没収、収入の3倍以下の罰金
都度、情報を出来るだけ集め、
冷静に対処し、
後は慣れるしか在りません。
その他にも中国的ということが在ります。
申請は、各地域の暗号管理委員会との密接な関係が必要だと言う事。これは、貿易をするさいの税務局や安全検査の消防局や公安局など一緒ですね。常日頃から良い関係を保っている事が、スムーズな業務遂行には必須です。例えば、いつも連絡を取っている担当者の急病などで対応に支障が起きると、その期間は業務にも問題が発生しやすいということです。(裏文言等が、、、。)勉強会出席者の口からは、色々な対処策が出てきましたが、ここでは割愛させて頂きますね^^
そして、気になったがコレ。その申請の際には、全ての仕様(プログラムやアルゴリズム)の内容を公開しなくてはいけないところ。その気になれば、全部 X X X !?
なんだか少し怖いですね。
データの取り扱いは慎重になりましょう^^